|
土地の買い方・建物の建て方・ローンの組み方・家を売る時 |
|||||
|
|||||
■ 家を建てる・・・ |
|||||
■ 欠陥住宅は見抜けるか?
住宅の欠陥を見抜くといっても、建物が完成してからではプロでも欠陥を見抜くのは難しいといえます。 何しろ一番重要である構造部分が隠れてしまっているからです。
けれど、住んでから不具合がでてはじめて欠陥に気づく、というのでは遅すぎますよね。
そのような欠陥住宅を未然に防ぐには、現場で構造段階からきちんと施工されているかどうかをひとつひとつチェックしていくことですが、みなさんに毎日現場で監視してる時間的余裕もないでしょうし、まして建築に素人である施主様には現実不可能でしょう。 ハウスメーカーにしても建築業者にしても、各建築現場には監督というその現場の工事監理の責任者をおいていますが、入社したてと思われる若い監督も、いきなり現場を任されていたりします。
若いからダメだというのではなくて、建築の学校を出たりして資格もあり、知識も十分にあるのですが、何しろ経験が浅いものですから完成後起こり易いクレームの部分のチェックや、施工ミスの出やすい場所の適切な建築途中の注意、確認がどうしても甘くなりがちなんです。 ・・・もちろん、いちがいに経験数だけではないですが、営業の方が詳しかったりします。 ヒドイ場合は、現場へ行って工事の進行状況の確認と大工さんの御用聞き、が仕事になっていたりします。
しかし規格住宅などの場合、慣れた大工さん、いつもの設備業者さんなんかですと、いちいち細かく説明しなくても図面を見ながらどんどん現場は進んでいくのです。
これが安心でもあり、慢心でもあるのです。 では、何故欠陥がおこるのでしょう? あたり前ですが、どの工事業者も、わざと手抜きや欠陥を作ろうなんて考えてるわけではありません。
ちょっとした漏れやうっかりミスが欠陥を招いてしまうのです。 このうっかりを防ぐために現場での責任者が微に入り細に入りチェックをしていくのですが、この機能が働いていないと何の意味もなしません。 施工している業者が「当社は自社管理は徹底していますから」と言っても手前味噌、やはり自社物件に関してのチェックは甘くなりがちです。
この増えた原価は、施主様に請求できるものではありませんし、自分の評価も下がってしまいます。 ・・・工期が遅れていたりすると業者を走らせます、これはいけません。 つまり「まあ、これくらいなら」がいけないんです。
・・・これが積み重なるんです。 この問題が個人の資質というのでなく、会社のシステムの問題というのであれば最悪です。
この部分の安心を求めるのならば、第三者に監理してもらうシステムを導入している施工会社や、少々お金はかかりますが自身で別会社に監理してもらう方法も良いといえるでしょう。
これを「そこまでしなくても・・・費用がもったいないですよ・・・そんなことしなくても大丈夫ですから」とやけに断る建築会社の方が怪しいです。 どこまで監理、チェックしてもらうかによってコストも違いますが、何百万とかかる訳ではありません。 これから先、第三者にチェックをさせるシステムをもっている業者が主流になってくると個人的には思います。 その機関に癒着や圧力があるのでは意味ないのですが・・・。
ネームバリューや施工棟数が信用の基準になることは無くなっていくでしょう。
だって、工夫を重ねて一生懸命建てている施工会社と、流れ作業のように建てている儲け主義の会社と、建築に対する根本の部分は違うと思いますから・・・。 |
Copyright(C) since 2003 Kyoritsu co.,Ltd All Right Reserved.