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土地の買い方・建物の建て方・ローンの組み方・家を売る時 |
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■ 上手に売る・・・ |
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■ 売る前に建物をチェック!
ご自分の所有している不動産を売却するのであれば、理由は何であれ「少しでも高く売れれば」と思うのが心情です。 けれど現実には築10年そこそこの建物ですと、よほど立地条件の良い場所で「何としてでもその場所が欲しい」という買主が現れない限り、ローンの残債すら返すのは難しいでしょう。(頭金を多額に入れてローンを少なくしていたりすれば別ですが、一般的な元利金等でローンを組んでいるのであれば思ってるほど残債は減ってません。)
まして、バブルの時に購入したのであればまず損はまぬがれません。 そうであるのなら、相場よりたとえ10円でも高く買ってもらえることを考えた方がいいですよね。 さて、どうするか?
そう、悪いポイントになる部分は直して見えなくしてしまえばいいんです。
建物付きの不動産の場合、土地自体はどうしても相場に価格が左右されますので、やはりいかに建物を高く売るかがカギとなります。 建物の評価を上げるためには、リフォームしたり、外壁を塗り替えたりして、見た目や使い勝手を良くして買主の印象をアップさせることが一番手っ取り早い方法ですが、その投下資金以上に見合った価格がつくのかが不安ですよね。 投下資金の回収よりすこしでも早く売りたいというのであればリフォームは必要です。
たとえそれがわずかなことであっても、です。 現状のまま何も手を加えずに売るつもりであっても、建物の構造に関係することは、最低限の補修だけはしておいた方が良いでしょう。 売りに出す時、個人売買ならともかく業者に買い取ってもらう、業者に仲介を依頼するのであればなおさらです。 中古住宅の購入を検討されている方も、以下の内容は要チェックです。
*買取業者はこの内容を考慮+リフォーム代+売れるまでのリスク+儲け、を考えて買い取り価格を査定します。 ・・・ですから、欠点はもちろん、減額対象です。
まず、ご自分の家の基礎部分をぐるっと一周して、くまなく見てください。
ひび割れ等から進入した水分で、基礎内部の鉄筋が錆たりすると鉄筋が膨張します。
たとえば、中古住宅の保証制度では0.3o以上のひび割れ、深さ5o以上の欠損があれば現場検査は通りません。すぐ補修しておいてくださいね。 基礎部分は住宅にとって構造上もっとも重要な部分ですから、ここに問題があると価値は当然下がります。
次に外壁をくまなくチェックしてください。 ひび割れが下地材までいってたりすると水の浸入が考えられます。 ・・・内部は壁を剥がさないと見えないですから、この危険負担分を業者は見込みます。
それでは、建物から少し遠ざかってください。・・・ 屋根を見るためです。 ・・・風雨にもろにさらされる部分です。損傷は月日が経つほど致命的になります。
何しろ外観という、買主に映る建物の見た目はとても大切ですから建物全体をもういちどじっくり見てください。 外部の草、植木などあれば手入れをしておいてください。
さて、外部を点検したら次は内部です。 湿気の具合はどうですか、床を支えている木材にカビ・腐り・裂け目などないか、接合部分が宙に浮いたりしてないか、シロアリの被害はどうか、しっかりと確認してください。 見つけたら即補修です。
シロアリの被害あり、なんて物件買いたいですか?
それから家の中を歩きまわってください。床のたわみ、床鳴りなど足で感じることはないですか、特に水廻り部分に注意してください。 内壁や天井部分のクロスのズレ・はがれやクロス張りで無い場合でも割れやシミはありませんか。
大きな割れが下地材にそって出ている場合にはボードの反りや柱、梁の問題も考えられますから。 さて今度は上部・各階にある屋根裏点検口(押し入れの天井部分やクロゼットの天井に設けてある)ここから小屋裏をのぞいてください。
以上、素人でもカンタンに目視でチェックできる方法を書き出しましたが、あなたが中古住宅の購入を検討されているのであれば、やはりプロにチェックしてもらう方が安心でしょう。
逆に売却されるのであれば、プロのチェクシートは武器になると思います。 |
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